妊娠して出産した後も5割の女性が仕事を続けないと生きていけないの?
こんにちは。刀削麺ともやしだけを食べていたら気のせいか便通が良くなったあんどぅです。
ここ最近パソコンが三途の川に片足を踏み入れたり、慣れない仕事の打ち合わせなどで忙しく世の中の情報がまったく耳に入って来る事がありませんでした。
そんな中、Twitter上で出産後も仕事を継続する女性が5割超を越えているとの記事(「出産後も仕事継続」初の5割超 内閣府調査:朝日新聞デジタル)を見かけました。
「子どもができても、女性は仕事を続ける方がよい」と考える人の割合が、内閣府の世論調査で初めて半数を超えた。「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」と考える人は逆に減少。担当者は「女性が働くことへの理解が広がってきた」とみている。
これって働く事への理解が広がったと言っているけど、実際には働かないと生きていけない時代になったんじゃないの?
体力も落ちて子供から一番目を離せない時期に仕事なんて好きでする人居ないでしょ。
自分の周りでは妊娠をして退職をする女性がチラホラと見かけましたが、同じ職場では無いにしろ別の仕事をしている方が多かったです。
そんな女性達は本当に仕事をしないと生きていけないのか?
具体的な数字を出して計算してみる事にします。
出産にかかる費用
■検診 平均7万円
■マタニティ・ベビー用品 平均10万円
■里帰り費用 平均5万円
■分娩入院費 平均30~70万円
分娩入院費用はセレブ産院・ブランド産院とか富裕層向けの出産コースも含めたのでこの値段になっているのでしょうか?
地域によって分娩入院費用にバラつきがあり都内では平均56万円、一番安い鳥取県は平均39万円だそうです。
大体の分娩入院費の平均は50万円と言う事で合計平均72万円かかる事になりますね。
里帰り費用はなんで必要なの?と思う人も居るかもしれませんが、出産を終えた後のお母さんを一人で家に置いておくのは想像以上の負担がかかります。
そんな訳で出産直後はお母さんの実家へ子供と二人で帰って、療養しつつ実家のサポートを受けるのが一般的な流れです。
その為の滞在費用は削る事は出来ないでしょう。
出産補助金なんて物が出る
50万円なんていきなり用意するのは正直厳しいです。
ですがそんな時に「出産育児一時金」制度があります。
出産育児一時金
被保険者およびその被扶養者が出産したときの出産育児一時金および家族出産育児一時金の額は、一児につき42万円が支給されます。(産科医療補償制度に加入していない医療機関等で出産した場合または在胎週数22週未満の分娩の場合は40.4万円(平成26年12月31日以前の出産の場合は39万円)となります。)
簡単に言えば一人産んだら42万円、双子だと84万円借りる事が出来ます。
あくまで借りる事です。
無利子ですが借りるからには返さないと行けません。
純粋に返す必要の無いお金は「出産手当金」制度があります。
※2016.10.31追記
出産育児一時金は支給なので返す必要が無いとの事です。
出産育児一時金を貰えるまでの繋ぎとして出産費貸付制度がありそちらが無利子で貸してくれるようです。
出産手当金
被保険者本人が出産のため会社を休み、その間に給与の支払いを受けなかった場合は、妊娠判明の日から出産の翌日以後56日目までの範囲内で、仕事を休んだ期間を対象として出産手当金が支給されます。
出産日は出産の日以前の期間に含まれます。
簡単に言うと出産の為に仕事を休んでいる間一カ月の給料の2/3が貰えます。
平均月収15万円の人が産休(98日)フルで休んだ場合約32万円貰える事になります。
出産で貰えるお金を分かりやすくまとめたサイトがあったので参考に。
育児にも費用はかかる
0~2歳
■衣服 約7万円
■食費 約16万円
■生活用品 約15万円
■預貯金 約20万円
■レジャー旅行費 10万円
年間合計68万円かかります。0~2歳の三年間で204万円ですね。
レジャーや衣服などはおさがりやグレードを下げて切り詰められるとしても、預貯金まで切り詰めると子供の将来に影響が出るのでそこは切り詰める事が出来ない部分です。
育児にも補助金は出る
育児休業給付金
育児休業給付とは・・・
育児休業給付には、育児休業期間中に支給される「育児休業給付金」があります。
育児休業給付は、一般被保険者が1歳又は1歳2か月(支給対象期間の延長に該当する場合は1歳6か月)未満の子を養育するために育児休業を取得した場合に、休業開始前の2年間に賃金支払基礎日数11日以上ある完全月(過去に基本手当の受給資格決定を受けたことがある方については、その後のものに限ります。)が12か月以上あれば、受給資格の確認を受けることができます。
何言ってるか分からん・・・・
足りない脳味噌で計算してみた所月収15万円のお母さんが赤ちゃんが1歳になるまで仕事を休んだ場合、約88万円貰える計算です。
分かりやすく解説している所がありましたので参考に。
女性が働いてやっと子供に選択肢を与えられる
順調に子供が大学まで進学するとして、子供の事でかかるお金は2400~3000万円が相場のようです。
子供が大学入学するまでの18年間で日々の出費が増える中、これだけの出費がある中で生活が出来るかと言うと正直足りないです。
自分の場合は実家に暮らしながら手取り15万円残業代で+2~5万の世界で3年働いて約200万貯めました。
単純計算でそのまま18年働いたとしても1200万です。
家を出て出費が増えればもちろん貯めれる金額も減るので、夫婦で働いて貯めてもギリギリ届かないラインなので子供には将来の道の幾つかを諦めて貰う所が妥当でしょう。
今の世の中生きて行くだけならなんとかなるにしろ、子供に満足の出来る教育を受けさせる事が難しいようです。
女性が働く事への理解が広がったのではなく、自分の子供へ選択肢を残そうしていると言う本質を、他の世代にも知ってもらいたい。