しゃちくのあんどぅがしょうぶをしかけてきた!

ブラック勤務歴3年の20代が日々のニュース・趣味を呟く雑記

ブラック企業を辞めた新卒3年目が語る仕事が出来ない人と言う事にされた人の話

こんにちは。理不尽に先輩社員から圧迫され、後輩には絶対に優しくしようと誓うも結局は自分もズタボロにしてしまって後悔しているあんどぅです。

先日、辞めた職場の上司から電話がありました。

当ブログの事が会社側にバレたかと思い、嫌な汗が全身を覆いましたがどうやら僕の後輩の送別会のご案内だったそうです。

辞める後輩は仕事が全く出来ない子で僕も辛く当たっていましたが、入社当時の自分もまったく仕事が出来ずどこか自分と重なる事が多かった為、なんとなく見捨てる事も出来ず次第に後輩の考えている事が分かる瞬間があったりしました。

出来る上司はその子の考えが全く分からなかったようで、そんな人の為に出来ない人間の思考をまとめてみました。

 

報告しなければならない状況で報告出来ない

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上司が話している最中や、休憩中などどうしても報告がしにくい状況があると思います。情報の優先順位的にどうでも良い情報なら後回しにしても良いのですが、緊急を要する物の場合話かけにくくても報告しなければならない場合が多々あります。

後輩の場合はそこで怖気づいて報告出来ない子でした。

何かを報告したら常に癇癪を起す先輩、常にトラブルを巻き起こして周りを巻き込んでくる同僚、仕事中に面白くもない社長の冗談に愛想笑いを浮かべながら助けを乞う目を向けてくる上司、そんな人達の中に飛び込んでいける暇があるなら目の前の仕事に集中したい。

そんな思いから自分からコミュニケーションを取ることが億劫になって、全てシャットアウトするようになります。そして仕事で肝心なほう・れん・そうですらどうせまた時間の無駄になるし、面倒事に巻き込まれるだけだから後で報告しようと思い結果的により大きなトラブルに巻き込まれます。

 

休日出勤・残業が評価されると思っている

これは入社当初の自分がそうでした。

休日出勤や残業って自分頑張ってる感が感じられるんです。筋トレして筋肉が付いた時のような満足感です。

でも実際は、他の人が一日で出来る仕事が出来なくて伸ばしてやっているだけなので先輩や上司からは、一日で終わらせてその分の+αをやってくれよ・・・と思われています。

+αで他の人の手助けをしたり、急な仕様変更対応の不可抗力での残業でないとむしろ「無能の証」なので残業や休日出勤の自己陶酔に溺れないようにしましょう。

 

自分の力量を正確に測れない

この仕事3時までに終わります!そう言た後輩はお昼頃に別の仕事と平行しながら進めていた為3時に間に合わない!助けてくれ!と言う事が多々ありました。

自分の力量でなら平行して進めても問題無い自信があったのでしょうが、力量を正確に測れず結果的に周りに迷惑をかける事が多かった為自信過剰だったのでしょう。

自分の力量を信じる事は悪い事では無いですが、高い目標設定をするよりも自分の身の丈に合った目標を設定する事が仕事では求められます。

 

 

No.とは言えない

 「この仕事5時までに本当に終わる?」その言葉に対して「無理です!」と絶対言わず「出来ます」と淡々と答える後輩。

その時に続けて「本当にこの仕事5時までに終わるの?」と聞いて「う・・・うん・・・」

また続けて聞いて「ちょっと自信ないです・・・」と自分の意志でNoとは言えない後輩。

この時yesと言えないのは単純です。もしここで「出来ません!」と言ったら他の人に仕事が回ってその人が辛くなってその人に恨まれるから。

ですが実際には後輩が出来ない事が後から発覚して更に状況が悪化する事ばかり。

自分もこの状況では「出来ません!」とは中々言い出せないけれども、最善の仕事の回し方を考えるなら恨みを飲み込んで声を出す事が出来ないと全員が辛くなる。その事を理解してくれたらこの時後輩は「出来ません!」と言ってくれたのではないだろうか。

 

本当に出来ない子だったの?

正直こうやってまとめてみて思ったのは、仕事が出来ないと言うよりは周りの環境が悪いせいで仕事が出来ない子に仕立てあげてしまっていたと自分の中で反省しています。

自分の場合はカバーしてくれたりフォローしてくれる優しい先輩がいたが、この後輩の場合自分も含めて教えたりする事が出来なかった。

何か言いたそうにしていたら聞いてあげたり、休日出勤と残業は評価されないぞ!と上司の考えを説明してあげたり、自分の仕事に精一杯で何も教えてあげる事をしなかった。

その結果、何をやってもダメな子と言うイメージを本人にも植え付けてしまい本当に何をやってもダメな子に仕立てあげてしまった。

今はその子は無事退職したが、上司曰く「最後までダメダメだったわ」との事だ。

願わくば環境が変わった次の職場では強く生きてほしい、そしてごめんなさい。

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