しゃちくのあんどぅがしょうぶをしかけてきた!

ブラック勤務歴3年の20代が日々のニュース・趣味を呟く雑記

ブラック企業を3年で辞めて下水処理施設に入社したクラミジア先輩の話

こんにちは。ブラック企業に勤めていた時に滅茶苦茶社長に目を付けられている先輩と仲良くしてしまい、社内の派閥選びを初っ端から間違えたあんどぅです。

今回はそんな仲良くしていたけれども僕より先に辞めてしまった先輩の話をしようと思います。

 

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クラミジア先輩

彼は入社一週間目の僕にニューハーフとアナルプレイをしてクラミジアに感染し、医者に下水道に擦り付けてきたの?と言われた事を武勇伝として語る変態でした。

ここでは彼の事をクラミジア先輩と呼ばせて頂きます。

30代前半で前職は印刷会社の営業をしていたが会社が倒産してしまい、30代と言う事もあってプライドが高いが喧嘩っ早く周りの人の言う事もあまり聞かず、僕が入社したての頃は既に社内で浮いた方でした。

そんなクラミジア先輩ですが情には熱く、僕が入社した当時から暗い雰囲気だった社内でもクラミジア先輩は積極的に声をかけてくれたし、忙しすぎて会社としては行われなかった新人歓迎会もクラミジア先輩が個人で行ってくれたりと、同期が同じ職場に居なかった僕を精神的に支えてくれた方でした。

 

クラミジア先輩との思い出

取引先からのクレーム電話で落ち込んでいた時は昼ご飯を奢ってもらい、深夜残業をして頭がおかしくなった時はマルチ商法直伝のラジオ体操を共にし、ありえないスケジュールで全員が諦めムードの時は余分な仕事を二人で握りつぶし・・・先輩よりも相棒と言うか悪友と言う関係にいつしか進展していました。

そんなクラミジア先輩がお盆休みを過ぎたある日、突然僕に小声で「俺・・・もう辞めるから・・・」とカミングアウトを受けました。

辞める原因としては、元々体調が芳しくなく一日に多めの休憩時間を取る事と引き換えに若干給料が下げられていたと言う事もありましたが、僕の後輩に当たる新卒の新入社員よりも自分の給料が大幅に下げられていた事と、30代で会社の給料も一向に上がらず手取り15万円台と言う事が原因だった模様です。

退職する前、 今後の予定を聞きましたが下水処理施設に非正規雇用として入社し、一年で正社員に上がれなければ切られると言う過酷な現実でした。ですが先輩は面接で担当の方に気に入ってもらえたので折角だからここで頑張ってみると前向きな言葉を残し去って行きました。

 

クラミジア先輩の現在

クラミジア先輩と会う機会があり近況を報告し合いました。

入社からまだ一年経っていないと言う事もあり、正社員への昇格試験はまだ受けていないようだったのですがどうやら試験内容が国立大学合格レベルの超難関らしく、正社員への切符は絶望的なようです。

仕事も3カ月周期で今まで覚えてきた事を全て捨て、新しいやり方を覚えないといけないらしく自分の能力の限界を感じているようでした。

薬の量を間違えて川の魚を壊滅させたり汚水を流して緊急警報を鳴らしたりと、大きなトラブルの連続でかなりのストレスも抱えており、ブラック企業に勤めていた頃と比べると手取りが21万に上がり残業が減ったのは良かったがあまり幸せを感じているとは言えないそうです。

ですが自分の年齢を考えると結婚も視野に入れないといけない年頃であり、今の給料を維持する為にもどうにか正社員になり今の生活を維持しないとと駄目だと語っていました。

 

 

これがブラック企業を辞めた人の実例です。正直先輩の近況を聞いていて未来があるとは思えません。

このまま今の会社で正社員になれずに次の仕事を探すが年齢の事もありなかなか仕事が見つからない道・・・

正社員になれたが今以上の仕事量と責任の重圧に耐えられず押しつぶされる道・・・

結局ブラック企業を退社しても会社勤めですり減って行く一方・・・もう会社に勤めるのは辞めてセミリタイアする時代がそこまで来ているようです。