しゃちくのあんどぅがしょうぶをしかけてきた!

ブラック勤務歴3年の20代が日々のニュース・趣味を呟く雑記

「元」印刷業の自称フリーランスが印刷業界の現状と今後について語る

こんにちは。休日に取引先にお客様として訪れて、普段電話で強気で接してくる相手の顔をチェックしながら「お前その顔であんだけ強気なのかよwww」と優越感を一人抱いていたあんどぅです。

今回は印刷業界に勤めていた自分が考えていた事を語ります。これから印刷業界に入る人などの参考になればと思います。

 

印刷業界は衰退の一途を辿っている

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印刷業界ではここ最近、激安印刷などの言葉を目にする機会が多くなっています。その結果各社値下げ競争が勃発しいくら働いても利益がほとんど出ない会社ばかりです。

イラスト業界と同じように仕事を安く受ける人間により「単価の下降」が起こり、今まで普通に食べて行く事が出来た人達もその値下げ競争に巻き込まれてしまい、死ぬほど働いてほとんど利益が出ないそんな業界構造が誕生してしまったのです。

更にインターネットの普及で広告は紙からwebへと既に半分移り変わっています。「値下げ競争」の原因がここにあるのですが、それにより印刷で今まで広告してきた事をwebでコストを安く抑えながら出来てしまうので仕事の件数も減ってきています。

 

殆どは印刷オンリーではなく他の業界に手を出して生き残りを図っている

確実にこのままじゃ印刷業界一本で食べて行く事が出来ない時代が訪れます。各企業は3Dプリンタを増設したりweb、映像など他の分野に進んで生き残りを図っていますが新たに参入するには社員が新たにスキルを学ぶか、既にスキルを持っている人を積極的に採用するしかありません。

実際私の前職もそのような動きがあって特に「web」「映像」のスキルを持つ人を優遇して採用していました。なのでこれからもし印刷業界に足を踏み入れる方は他の分野のスキルも身に着けておいた方が就職に有利になるでしょう。

 

印刷業界の今後

私が携わっていたチラシ制作の現場ですが、既にチラシデータをweb上にアップロードするサービスが始まって居たりwebの流れを上手く乗りこなそうとしていました。

ですがお得意先がweb広告の予算を増やしてチラシを打つ本数を減らしたり、どうにも印刷業界への打撃は避けられそうにありません。

そこで印刷に携わる者の今後としては、「安さ」や「早さ」ではなく「クオリティ」で攻めて行ける人間にならないと生き残れないでしょう。そして印刷会社で生き残るには印刷だけではなく、他の業種のスキルも身につけないと生き残れない時代が来ると宣言します。