自己都合で会社を辞めた後に知っておきたい失業保険の話
こんにちは。ブラック企業を辞める時にお金とかどうでもいいから早く辞めたくて最低限の書類の事しか調べず、結果的に損をしてしまったあんどぅです。
今回は会社を辞める前に知っておきたい失業保険の話をしようと思います。
失業保険とは?
正確には失業給付と言い、給付を受けるには
・就職する意思と能力がある
・積極的に休職活動を行っている
・離職日以前の二年間に被保険者期間が12カ月以上ある
この3つの条件をクリアして初めて受給出来ます。つまり誰でも仕事を辞めれば受けれる物ではなく、働く意思があり就活しているにも関わらず仕事が決まらない人の為にある制度です。仕事辞めたししばらく失業保険貰いながら遊ぶわーって事が出来ない様に月1でチェックを受けなければなりません。
自己都合退職とは?
退職するに当たってほとんどの人は自分の意志で退職すると思いますが、それを自己都合退職と言って今後の失業保険受給に大きく関わってきます。
例外として「倒産」や「リストラ」などの会社都合退職、両親の死亡や妊娠・出産による家庭環境の変化によっての正当な理由による退職があります。
「自己都合退職」とは失業保険を貰う時に「給付制限」と言って、不正受給を防ぐために3カ月間失業保険を貰えない期間が発生するのですが、ブラック企業に疲れた・・・もう逃げ出したい・・・・と言って自分から辞めた人もこの自己都合退職に分類されてしまい退職後の3カ月間の生活がいきなりピンチです。
特定受給資格者
そこで様々な事情を抱えていて直ぐに失業保険の受給が必要な方の為に「特定受給資格者」と言う制度があります。これは「給付制限」の3カ月失業保険を貰えない期間を発生させる事なく受給出来ます。体を壊しそうだけど今辞めたら自己都合退職で生活出来なくなる・・・とかいきなりリストラに合って仕事を探す余裕なんてなかった人達の為の救済措置ですね。
更に特定受給資格者になると通常失業保険は150日しか受け取れないのですが、330日まで受け取る事が出来るので是非条件に当てはまるなら申請すべきです。
ちなみに僕はこれを知らずに失業保険を受給出来たハズなのに、他の要件から手続き出来ず失業保険を貰う前に次の働き先が見つかったので、これから仕事を辞めようとしている方には絶対に知っておいて欲しいです。
特定受給資格者になる条件
特定受給資格者になるには様々な条件があるのですがあまりに多いのでコチラを参考にして下さい。 そして今回一番知ってもらいたい項目があってそれが
「離職の直前 6 か月間のうちに 3 月連続して 45 時間、1 月で 100 時間又は 2~6 月平均で月 80 時間を超 える時間外労働」
この項目がある事を是非長時間労働をしている人には知ってほしい。
つまり長時間残業が苦で会社を辞めるのに自己都合退職にされても、この項目に当てはまるタイムカードや給料明細があれば失業保険をすぐに受け取る事が出来ます。
今まで一人暮らしで貯金は無しだから会社を辞めたら次を探す前に餓死してしまう・・・もう嫌でも長時間労働をするしかない・・・そんな人達にこそ「特定受給資格者」を知ってもらってブラック企業を脱出してもらいたいです。