【オススメフリーソフト】無料で使えるクリエイティブ系ソフト5選!【adobeを買う前に!】
こんにちは。
最近デザインの講師をしているあんどぅです。
正直デザイン講師と言ってもソフトの使い方を人より詳しく知っているだけで、「デザイン」と言う物をまだ教えていないので、「デザイン」講師と名乗るのも少し気後れしているのが胸の内です。
そんな事は置いておいてクリエイティブ系ソフトって大抵がAdobe系列のソフトが独占しているのですが、これがもう高くて気軽に手を出しにくい・・・
プロの世界では必須だから、勝手に月額契約が延長されたり(実体験)とかやらかしてくれる殿様営業状態でも我々は何も言えないのが現状です。
そもそも納品時に「Ai形式」とかAdobeのフォーマットでやり取りをするのが一般的なので他のソフトの参入は絶望的です。
そんなAdobe製品ってどれぐらいかかるのか?
ソフト単体でも月額で3180円で1年の月々払いでも2180円の出費に・・・
全部使えるプランだと月額7980円で1年の月々払いで4980円もかかります。
プロとして食べて行く!そんな人であればこの出費は決して高い物ではないですが、試しに何か作ってみたい人にとってはかなりの痛手です。
実際自分の講座を受講してくれた方にAdobe製品を体験してもらいましたが、気軽に何か作ってみたい人にはこの月額料金が高いハードルになってしまう印象でした。
今回はそんな金額と言う参入障壁に阻まれたライトに何か作りたい人に向けて、無料で使えるフリーソフトを紹介したいと思います。
無料で使えるクリエイティブ系ソフト5選!
Inkscape
Inkscape(インクスケープ)と読みます。実はずっとインクスカンペって読んでた。
Adobe illustratorの変わりに使えるドローソフトで、ロゴデザインやイラストを描く時に使います。
illustratorで出来る大半の事が出来るので仕事とかで使わないのであれば、こっちで十分じゃないか?と言う個人的な評価。
上手く使えば↓みたいなイラストを作る事も出来ます。
jpgデータが書き出せないと言うデメリットは痛いもののパスツールとレイヤー機能が使えるので大抵の事は出来ます。
ちなみにAiデータの読み込みも出来ます・・・がデータ構造が変わって塗と線がバラバラになったりと、既存のAiデータを編集するのには向いていないので素直にillustratorを使いましょう。
ダウンロードは↓から
GIMP
お金をかけるのがためらわれる・・・そんな人達がPhotoshopの代わりに使うのがこのGIMPです。
・画像の背景を透明にする
・画像を好きな形に切り抜く
・色を補正する
・ニキビ・・・吹き出物を消す
など、Photoshopで出来る事の大半が出来ます。
コスプレイヤーさんがPhotoshopを買うのを節約して使ったりしていますね。
肌を滑らかにしたり、はみ出た髪の毛を消したりと本格的にレタッチをしています。
問題点としてはニキビなどを消す「Healツール」はまだまだ発展途上な為、処理速度に難があると言う声もあります。
ちなみに大人の遊園地でパネルと違うタタリ神様が出てくるのはだいたいコイツのせい。
ダウンロードは↓から(公式が英語の為説明サイトへ)
GIMP (ギンプ)最新日本語版のダウンロード・インストール方法
AviUtl
Adobe premiereやfinal cutの代わりを担う動画編集が出来るフリーソフトです。
撮影した動画の切り貼りなど簡単な編集から、素材を組み合わせて動きを付ける高度な編集まで様々な事が出来ます。
高度な編集を行うには追加でプラグインを入れる事が必須になりますが、ニコ動の実況者とかyoutuberの殆がこのソフトのお世話になっているので各所に親切な解説が落ちています。
もし困ったことがあってもユーザーが多いので、ググれば大半の事が出てくるのが強みでしょう。
ちなみにmacで使うにはmacにWindowsをインストールしなければ使えません。(もうそれってmacじゃなくていいよね・・・)
↓こんな映像もAviutlだけで作れます。
ダウンロードは↓から
NiVE
正式名はNicoVisualEffectsであり、名前から察する通りニコニコ動画ユーザーが制作したモーショングラフィックスソフトです。
そもそもモーショングラフィックスソフトとは何なのか?
動画編集ソフトとはどう違うのか?
そこら辺の説明は割愛しますが、↓のように撮影した動画のツギハギだけでは作れない映像を作る事が出来ます。
どんな物か昔の話をざっくりとすると・・・
Adobe AfterEffectsは値段が高いから気軽にモーショングラフィックスに触れてもらって、気に行ったら将来的にAEを買うといいよ!と言ったスタンスでモーショングラフィックスの楽しさを広める為に開発されたソフトでした。
開発された当時はニコニコ動画のMMDやMAD制作現場に大きく貢献し、素人が無料でプロ並の映像を作る事が出来たので爆発的な人気を誇りましたが・・・
現在はAviutlが機能拡張を重ねモーショングラフィックスのシェアを奪われており利便性も上回っています。
今からモーショングラフィックスを始めたいならAviutlをオススメします。
Blender
モデリングからレンダリング、アニメーションやエフェクトを付ける事が出来る3DCGソフトです。もちろん無料。
細かい事は抜きにして↓の動画を見てくれたらこのソフトで出来る事が分かります。
洞窟を抜けた先にある千と千尋の油屋やラピュタに出てくるパズーの工場などをBlenderで作り動画編集ソフトで合成しています。
今まで3DCGソフトに代表されるMAYAや3DS MAXは、一カ月使用だけで3万円も飛ぶ代物であり、本格的に学びたいのであれば学校に入って学生版を買うしか方法がありませんでした。
ですがこのBlenderは無料で入手出来て参入障壁が低いだけではなく、アマチュアで始めた人が次々に参入したおかげか無償のチュートリアルも充実しています。
3DCGに気軽に挑戦してみたい人にとっては最高のツールです。
ダウンロードは↓から
ものを生み出すって楽しいよね
自分は動画サイトへゲーム動画をupする為に動画の技術を独学で学んだり、それが講じてデザイン系の道に足を踏み入れました。
きっかけは何にしても、ものを作って周りの人間に賞賛されると次はもっとスゲー物作ってやろう!って気持ちになるんですよね。
そうやって次のステージに進むために新しい技術を学んだり、自分で工夫したりするとその工程もだんだん楽しくなってきます。
フリーソフトってそうやってものづくりを「楽しむ」窓口になっているので、今回はその普及の為にオススメを紹介してみました。
あくまで紹介したフリーソフトはアマチュアの為のソフトである事を忘れない!
ここまで無料で使えて品質も高いソフトを紹介してきましたが、プロの世界に使われないのにはそれぞれの理由があります。
Adobe同士の連携機能が使えなかったり、動作が不安定だったりと仕事で使うなら現状Adobe製品が一番なのは事実です。
これらのソフトはあくまで、ものづくりを「楽しむきっかけ」を作ってくれるソフトなので仕事として使うなら迷わずAdobeを買いましょう。